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第18回 日本人の心とは? Part 1
久々のコラム更新となってしまいました…。申し訳ありません…。
さて、英国レポートはまた機会をみてから報告をしたいと思います!!
今回は全く視点を変えて「日本人の心」をテーマにした話をしたいと思います。
ここのところ、セミナーを開催する機会が多いのですが、そのような場でサッカーのテクニカルな話以上に、「教育」という部分に力を注ぐようにしています。というのも、教育とサッカーは切っても切り離せないものがあるからです。もちろん、私のような教育素人が偉そうに語れるほど、教育は簡単な問題ではないことは承知はしているものの、逆に、素人だからこそ見える部分というのがあるのも事実なのかもしれません。
まず、セミナーでは、「近代化教育」を題材にした話から幕を開くようにしています。高度成長期にある日本が取り入れた近代教育において、置き忘れてきた大切な部分があり、それをどのように補えばよいかを説いていくものです。
私は、かつての日本という国は「美」があった、数少ない国だったと信じています。これは、海外に出てから気づかされた部分でもありました。日本では、概観における美というだけでなく、「心の美」があると思います。いや、もしかしたら、あったと言った方が良いかもしれません。私の知る限り、日本の歴史の中でこの美は伝統として継承されてきたものだと確信しています。
しかし、今では遠い昔のことなのかもしれません。私が遭遇したある一件はそれを象徴するものかもしれません。
先日、暴風雨の時、車を運転しているときに、交通量の激しい国道の横断歩道で起こった衝撃的な出来事でした。
身体の不自由な方が横断歩道を渡っていた時、突風でその人の傘が吹き飛ばされ、同時に転んでしまったのです。立ち上がろうとしたものの、自力で立ち上がることができず、這い蹲って横断歩道を渡ろうとしている。その人の横をたくさんの人が歩いていたのですが、誰一人手を差し伸べる人はいない…。みんな見て見ぬ振りをするのです。それに見かねたひとりの女性が手を差し伸べるために駆け寄り、老人に肩を貸して無事、横断歩道を渡り切ることができたのです。
この光景を見た私は、「日本人はどうしてしまったのだろう?」と失望を抱いてしまいました。困っているときに手助けをする。他人を敬い、思いやりを持つということは、合理主義や経済主義にない、「日本の心」の柱ではないでしょうか。そのような心こそ、日本伝統でもある「モノづくり文化」の背景にあるのだと思います。
今回の1件は、日本社会を反映していることかもしれません。このようなことが日常で見られる限り、日本社会の本来の豊かさと言うものからは、程遠いのではないでしょうか。
みなさん、どう感じますか?
(文) 平野淳 |
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UEFAライセンスをはじめ、イングランド、オランダ、ドイツ、スコットランド、米国、豪州
などで指導者資格を取得。帰国後、横浜F・マリノスやFC東京などで、幼稚園生から
高校生までの指導を行う。国内だけでなく、ベトナム、カンボジア、米国、ドイツ、英国、
オーストラリアにて子供たちの指導を行う。

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